今回は、婦人科にて PMS の相談をしてきた体験談です。
ご存知の方も多いかと思いますが、簡単に説明すると【PMS = 生理(月経)前に起こる心身の不調】です。
こちらの記事では私が相談した内容やクリニックでの様子、受診しての感想などをまとめています。
このような方の参考になれば幸いです。
PMSって?
月経(生理)の前にはどうしてもイライラしてしまったり、甘いものが無性に食べたくなったり、乳房がはって痛んだり…いろいろな不調がでてきますよね。
これは、PMS(月経前症候群)と呼ばれる症状です。PMS(月経前症候群)は“Premenstrual Syndrome”という英語の略称。月経(生理)の3〜10日位前から起こるキモチやカラダの不調で、月経(生理)が来ると症状が弱まり、やがて消えていくものです。
引用元:PMSって?|知ろう、治そう、PMS【月経前症候群】
憂鬱、イライラ…人によって違うPMSのつらさ
生理前または生理中に心身の不調が出てしまう人は多いと思いますが、どこが、どのくらい、どのように辛いのかはみんな少しずつ違いますよね。
上の例は私の周囲での話です。
症状や重さは違うようですが、『普段ならスルーできる(我慢できる)ことでも、生理前だとどうしようもなく気に障る。ストレスを感じる』という人がやはり多かったです。
このほかにも生理中は顔色が悪く、歩くのも辛そうな人もいました。人によってはデリケートに感じる話題なので深く掘り下げませんでしたが、おそらく上記以外にもたくさん生理の悩みがあるのではないかなと思います。そもそも生理が長いこと来ていない、という女性もいました(妊娠ではなく)。
私のPMS症状と診察を決めた理由
先ほどの2人はどちらかというと辛さは『生理中>生理前』のようですが、私は逆に生理前が絶不調で、生理が始まっでしまえば嘘みたいに楽になる。ありがたいことに生理痛はほぼ無しです。
生理前に感じることをメモしました。
どれも私にとっては不快なのですが、特に困るのがメンタル面。
何もないのに突然気分が急降下したり、ちょっとしたこともイライラし続けてしまうのは困りものです。イライラして嫌な言い方をしてしまう → 自己嫌悪や落ち込みという失敗などは、気をつけているつもりでも、つい…ということもありました。
アプリに生理周期を記録してあるので自分の状態はおおよそ把握しています。ですが、頭では『そういう時期』とわかっているのにセルフコントロールができないことも多々あり、自分の活動(診断やブログ等)にも支障が出ていました。
「病院に行かずに治したい」と自分でもずっと対策をしており、それらも多少なりとも効果はあったと思うのですが、前回のPMSが特に激しく、何時間も涙が止まらなかったり希死念慮がでてくることもあり「これが続いたら少し危険なのかも」とクリニックのお世話になることを決めました。
クリニックを選んだポイントは安心感
私が相談したのは大分県大分市のレディースクリニックです。(クリニック名など詳細を知りたい方はご連絡ください)
重視したいポイントは人により異なるかと思いますが、私が今回気にしたのはこの4つ。
女性のお医者さんだと話しやすい
まず女医さんにこだわった理由は、男性医師にPMSを相談したときには上手く話せなかったからです。そのときは初めての婦人科だったためよく分からず、最初は口コミや経験の長さを選ぶポイントにしました。
話したいことは色々あったのですが、いざ対面すると「男性に話して本当にわかってもらえるかな」と急にネガティブになってしまいました。つらい気持ちを理解してほしい、共感してほしいという気持ちが強すぎたのかもしれません。
抵抗なく相談できる方も多いと思いますし、私も相談する気満々で予約したのですが実際行ってみると思っていたより話しづらくて。
そこで今回は女性のお医者さんにお願いしようと思いました。
HPも参考に、自分に合いそうなクリニックを探す
クリニックのHPでは
- 内装、インテリア
- 先生やスタッフさんの写真
など、院内の様子が載っていたりしますよね。
初めて行く場所というのは病院でなくても緊張するものですが、
というようにリラックスできるように様々な工夫をしてくれているクリニックが多いです。診察とは直接関係なさそうな細かな配慮も話しやすい雰囲気作りのポイントなのでしょうね。
診察以外でもサポート体制がある
今回私が行ったクリニックでは治療だけでなく様々なケアが受けられるのも魅力でした。
例えばアロマやエクササイズなどを希望すれば受けることができます。
ストレス解消やリラックスのための様々なサービスを用意してくれているのが嬉しいし、女性のつらさを軽減するための細かな気遣いやサポート体制が心強いなと。
自分の症状もわかってくれているクリニックなので安心感もありますよね。
ワークショップやレッスンなどがあるクリニックを探すのも楽しいかもしれません。
受診の流れや待ち時間など
予約の仕方はクリニックにより違いますが、私の場合は初診の人は予約不可でした。
すでに予約してある患者さんのあとに入らせてもらうので、待ち時間は合計2時間ほど。ちなみに平日の午前中でした。
私はPMSが酷くても生理が始まるとケロっと忘れてしまうので、どういう症状で困っているのかを事前にメモしておいて当日持っていきました。
本題以外でも気になることがあれば何でも聞いてみるのが良いと思います。
PMSのこと以外にも、排卵期あたりになると下腹部がチクチク痛む排卵痛についても相談してみましたが「珍しいことではなく多くの女性に見られることなので安心して大丈夫」と言ってもらい、念のため子宮に異常がないかのチェックもしました。
忙しい中でも嫌な顔されることもなく親身に対応してもらえました。せっかく受診する機会にできる限り不安を取り除いておきたいですね。
処方してもらえるのは【ピル or 漢方】
診察があらかた終了したら、PMS対策のために薬を処方してもらいます。
今回はピル or 漢方のどちらかを選ぶことに。
※ 漢方の取り扱いがないクリニックもあるので、漢方の処方を希望される方は事前に問い合わせるのが良いかと思います。
ピルはPMSに効果があったという声をよく見かけるので気になっていましたが、どうしても副作用(血栓症など)のイメージが強く、前回他院でも処方してもらったときは飲めずじまいでした。
ピルによる血栓症のリスクは妊娠出産時と比較すると低いとの情報もネットで拝見したのですが、血に関連することがとにかく苦手なんです。(血圧測定だけで気分が悪くなり、文字で見るのも本当は苦手です笑)
なので「まずは漢方で様子見しようかな」とも考えましたが、できるだけ確実な方を選びたい…つまり私が選択すべきなのはピルということに。
不安がありつつも試してみたいのを汲み取ってくれたのか、「PMSへの効果がより高い」そして「血栓のことは、たっぷり水分を摂れば喫煙者でも肥満でもないからまず大丈夫」と先生がアドバイスをくれたことも手伝って、思い切ってピルに挑戦することにしました。
ちなみに処方してもらったのはヤーズフレックス配合錠という低用量ピルです。
★ 2020.9.17 ⇒ ピル服用開始から1ヶ月経ったので体験レポートをまとめました。
受診しての感想は「行ってみてよかった」
クリニックに行くまで不安や迷いがありましたが、専門家に話をきいてもらえる、解決策を提示してもらえるのはやはりとても心強いです。
ピルの服薬など不安なことはまだありますが、「何かあればまた相談すればいい」と思えることで以前より気持ちも軽くなり、行ってよかったなと。
PMSや生理痛などが気になる方は一人で抱え込まず思い切って相談してみることをおすすめします。あなたにとって安心して話しやすそうな先生を探してみてくださいね。
今回かかった費用は約7,000円です(詳細は↓)。
検査内容やクリニックにより違うと思いますが、いくらお金を持っていけばいいの?というときの参考にしてください。10,000円持っていれば安心かなと思います。